2010-06-23 Wed
久々更新です
今回は・・・・
Q4.『署名をして何が変わるの?』
A.「署名が役に立つの?」という声があります。確かに、国や自治体には請願の受理は義務付けられていますが、その措置に対する義務付けはありません。そのため、先に述べたように、保育の署名はこの間三年連続して国会で採択されていますが、即座に私たちの願いが実現すると言うふうにはなっていないのが現状です。
しかし、毎年署名を積み重ね、繰り返し要求を続けることで、保育施策の改善が進んできたことも事実です。今、当たり前のように実施されている乳児保育や延長保育、一時保育などを制度として位置づけ、予算を増額させてきたのは署名運動の力です。学童保育の制度化も大きな成果と言えるでしょう。ゼロ歳児保育が全ての保育園で三対一で実施できるようになったのは1998年ですが、これも毎年、乳児保育の拡充を要求し続けた成果です。そして、三年連続の署名採択が、保育制度「改革」を強行に推し進める動きに歯止めをかけているといえます。
国民の声の後押しがなければ、現状を改善するとはできません。多数の署名は議会に対す圧力になるだけでなく、政府・行政機関にも大きな影響を与え、政策決定にも反映されていきます。
黙っていては何も変わりません。署名運動を通して、私たちの願いをより多くの国民に伝えていくことが社会を変え、国や自治体の政策を動かしていくのだということに確信を持ち、子どもの豊かな育ちを求めるたくさんの人たちの声を署名に束ねて、粘り強く運動を進めていきましょう。
(ちいさいなかま09年11月号「署名についてのQ&A」より抜粋)
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確かに毎年署名をお願いする人に「これをやって何か変わるの?」とよく聞かれます。笑
でも、ここにもあるように、黙っていては何も変わりませんよね。一人一人は小さな力でも
たくさん集まれば大きな力です。根気強く「続けること」が大事なのかもしれません。
「何か変わるの?」と聞かれたときに、「あれとこれとこれが変わってきたんだよ。」
と説明できたら、ちょっとカッコいいかも知れません?ね

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2010-01-05 Tue
あけましておめでとうございます

さて、本年一発目の記事は、署名についてのQ&A③・・・。
Q.『署名をしたらどうなるの?』
A.国会に提出された請願署名は、内容によって関係する委員会(保育の署名は衆議院、参議院とも厚生労働委員会)に付託され、委員会での審査を経て、本会議にかけて採択するか否かを決定します。審議は国会開催中に限り、通常は国会閉会直前に行われます。
本会議で採択された請願について、内閣において措置することが適当とされたものは議長から内閣総理大臣に送付されます。内閣は毎年二回、その処理経過を議員に報告しなければなりません。
現行保育制度の堅持・拡充や保育・学童保育予算の大幅増額を求める保育の署名は、この間、国会で三年連続して採択されています。公的保育制度をなくそうとしている中で、「保育制度を守れ」という請願署名を、国民を代表する国会が採択していることは、政府に大きなプレッシャーをかけることになります。
(ちいさいなかま09年11月号「署名についてのQ&A」より抜粋)
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「保育制度の解体を許さず保育の公的保障の拡充を求める大運動実行委員会」でとりくんでいる「現行保育制度に基づく保育施策の拡充を求める」国会請願署名は12月4日、参議院本会議において、全会派一致で採択されました。
が・・・、市町村レベルでは苦戦が続いているようです。浜松市も同じ。やはり財源の問題?が最も大きいのではないでしょうか?国から市町村に半ば押し付けられているような現状なのかもしれません。(勉強不足なので詳しくはわかりませんが)
原因をつきとめなければ、対策も立てることはできません。何が問題なのか。腹を割って話し合える「場」がもたれるべきだと思いますし、もっと勉強しなければいけませんね。
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2009-12-02 Wed
久々の
Q.『なぜ署名をするの?』
A.署名活動は、例えば「保育所に入りたい」「待機児童をなくしてほしい」などの私たちの意見や要望を、項目(請願項目)に整理し、その主旨や内容に共感してくれる人たちに請願者として名前を連ねてもらう取り組みです。
請願は一人でもできますが、賛同者の署名を数多く連ねることは、その要求の大きさを示すことになります。また、署名を訴え、署名をしてもらう活動の中で、多くの人たちの意見や要望を理解してもらい、賛同してもらうことによって、保育をよくする世論を広げていくという役割もあるのです。
(ちいさいなかま09年11月号「署名についてのQ&A」より抜粋)
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一人ではかき消されてしまうような声でも、皆で声を合わせれば、
世論も動くほどの声になるのではないでしょうか?
そのためにも署名活動はとっても大切な活動なんですね。
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2009-10-26 Mon
『ちさいなかま』(2009年11月号)に「署名についてのQ&A」という記事がありました。確かに、「署名なんてしたことない」「また、署名か~・・・」なんていう
色々な声がまわりから聞こえてきます。。
そこで・・・・署名について少し考えてみましょう。
(以下、ちいさいなかま11月号「署名についてのQ&A」より抜粋)
第1回目は・・・・
Q. 『署名って何?』
A. 私たちは、憲法でさまざまな基本的人権が保障されています。国や地方自治体に対して、意見や要望を述べたり、苦情などを申し立てる権利(憲法第十六条に保障された国民の請願権)もその一つです。文章で国や自治体に意見を述べる署名運動は請願権の行使に当たります。請願権は何人にも保障されているので、おとなでも子どもでも、外国人でも、署名することができます。
請願は、国や自治体のあらゆる機関に対して行うことができますが、今回の請願署名(全国保育団体連絡会の)は、国権の最高機関である国会(衆議院・参議院)に対して行います。私たちの保育要求を国会に問い、政府が進める保育制度「改革」の見直しをさせる事が目的です。
